周囲と比較すべきではないとはよく言われるが、それでも気になるのが親心か。

「特に気になる点はない」と回答したのは40.2％であり、過半数の保護者は同年代の子どもたちと自分の子どもを比べたとき、気になることがあるようだ。全体では「協調性・社交性について」が1位で、その後は「学習・学力について」「心・情緒の発達について」と続く。ただ、どの回答もそれほど大きな差はなく、保護者の悩みは十人十色のようだ。

同じ年齢の男女で比べてみると、「6歳女子」は、「6歳男子」に比べて「特に気になる点はない」が7.5ポイントも高く、差が大きかった。特に「ことば・言語について」「意欲関心・取り組む姿勢について」の2項目について、気になると回答した6歳女子の保護者が少なかった。

どの保護者も自分の子どもを同世代の子たちと比べて様々な思いを抱いている。隣の芝は青くみえるもの。悩んでいるのはみな同じだと、本調査を通して保護者の方々に感じていただければ幸いだ。