幼児の保護者が、生活面において入学前に子どもに身につけさせておきたいと思うことは何だろうか。

全体をみると1位は「挨拶ができる」（72.2％）であり、2017年、2019年に続き、生活面で最も身につけて欲しい項目であった。円滑なコミュニケーションの第一歩として「挨拶ができる」ことを幼児期から習慣づけたいと考える保護者の思いがみられる。

年齢別では、「交通ルールを守れる」「毎日、決まった時間に起き、寝ることができる」の関心が6歳で最も高く、入学前を意識していることがうかがえる。一方「１人でトイレに行ける」は、男女ともに4歳の割合が高かった。この時期での幼稚園・保育園の入園を意識したのではないかと考えられる。

男女別にみると、「1人で着替えができる」以外の項目全てにおいて、男子に比べ女子に対する意識のほうが高いことがわかった。

その他の生活面に関する項目について学習面よりも「身につけさせたい」との回答が多く、学習面より生活面への保護者の意識の強さがうかがえる。