幼児期の終わりと義務教育の始まりという区切りに向けて、保護者は子どもに生活面において何を身につけてもらいたいと考えているのだろうか。

全体平均でみると、1位は「挨拶ができる」（70.9％）であるが、その他の項目も概ね「身につけさせたい」との回答が多く、学習面よりも生活面における保護者の意識の強さがうかがえる。

年齢別にみると、それぞれの項目で大きな変化は見られないものの、「交通ルールを守れる」「先生や友だちの話を最後まで聞ける」「約束・ルールを守れる」「自分で整理整頓ができる」等に関しては年齢が上がるにつれて割合が高まっていくことから、小学校入学を控え、学校生活を意識した選択肢が目立つ結果となっている。

男女別では「交通ルールを守れる」以外の項目全てにおいて、男子に比べ女子に対する意識の方が高いことがわかった。