保護者は学校にどのような役割を求めているのだろうか。保護者が、学校に最も求める役割は、「社会規範（ルール）を学ぶ」（34.6％）であった。次いで重要視されているのが、「学習」（31.3％）である。この両項目については、男女・学年によって順位が逆転するところもある。

男女・学年別にみると、女子の保護者の方が男子の保護者よりも、やや「社会規範（ルール）を学ぶ」を重要視する率が高い。

子どもに対する質問「あなたが、学校生活の中で一番大切だと思うものは何ですか。」と比較してみると、子どもは「友達」を選んだ率が最も高かったのに比べ、は「友達づくり」選んだ保護者の割合は全体の13.1％と高くはない（ただし、選択肢の違いも考慮に入れる必要はある）。共通して言えることは、子どもも保護者も「学習」よりも「社会性」を求めているということであろうか。