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【図53】お子さまに、(今は習わせていないが)習わせたいと思っている習い事はありますか。
保護者の希望・期待は世相を反映しており、今後の小学生の習い事事情にも大きく影響することが予想される。小学生が現在通っている習い事とは別に、保護者が子どもに習わせたいと思っているものは何であろうか。
保護者が習わせたいと思っている習い事の1番人気は「英語・英会話教室」(21.2%)であった。これは全ての学年でトップであり、男女別では若干女子の方が高い。小学生が実際に行っている「習い事」調査 を見ると、すでに16.5%の小学生が「英語・英会話」を習っていることから、本項目の潜在層を合計すると37.7%となる。学校教育において2020年度から5・6年生で英語が教科化され、3・4年生から「外国語活動」が導入されることを考慮すれば、この割合は今後さらに高くなると考えられる。また、学習塾でも小学生向けの英語のカリキュラムが増えてきており、英語を学ばせたい保護者にとっては、「英語・英会話教室」以外の選択肢が増えることもあり得る。また、この特徴は「プログラミング」についても同様のことがいえる。
【図54】(子どもに習わせたいものがある人対象)
上問でお答えいただいた習い事を習わせていない(あるいは、やめてしまった)理由は何ですか。
子どもに習わせたいものがあるものの、それを習わせていない理由は何であろうか。
最も多い理由は「費用が高い」(46.2%)ことであった。「時間がない」(32.9%)という回答も3割を超えている。特に5・6年生ではその傾向が強く、高学年の子どもたちの忙しい様子もうかがえる。一方、保護者がやらせたくても「子どもが興味を持たない」場合も3割以上(36.9%)であり、これも「時間がない」と同様に5・6年生に多くみられる傾向である。
また、「近所にサービスがない」(16.0%)と「送り迎えができない」(14.6%)を合わせると、これも3割を超えている(30.6%)。サービスの提供側にとっては、送迎サービスの充実や空白地域への進出など、より幅広いサービスへのニーズが存在しているとも考えられる。