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TOP > 白書シリーズWeb版 > 小学生白書 > 2017年8月調査
【図38】一番好きな教科と嫌いな教科は何ですか。
【図39】好きな教科
【図40】嫌いな教科
【図41】好きな教科×嫌いな教科
学校で学ぶ教科に対して、小学生はどのように感じているのだろうか。
本調査では、5年連続で好きな教科・嫌いな教科ともに「算数」が1位となった。良くも悪くも小学生に「注目」されている教科といえる。好きな教科は、2位「国語」(15.2%)、「図工」(12.9%)、「保健・体育」(11.4%)の順であり、1位と2位の差は12.9ポイントと大きい。嫌いな教科は、2位「国語」(22.4%)、3位「保健・体育」(6.8%)、4位「社会」(4.7%)となった。
学年別に見ると、学年が上がるにつれて「好きな教科はない」「嫌いな教科はない」と答える子どもの割合はともに減少する傾向にあり、学習が進むほど、好きな教科・嫌いな教科が出てくる様子がうかがえる。
男女別に「算数」と「国語」に着目すると、男子の「好きな教科」は「算数」(37.5%)がダントツであり、「国語」は(7.2%)と5位であった。一方、女子の「好きな教科」1位は「国語」(23.2%)、2位が「算数」(18.7%)であった。「嫌いな教科」ではこれが逆転し、男子の1位は「国語」(31.0%)、2位が「算数」(15.7%)、女子では「算数」が1位で32.2%、2位が「国語」で13.8%であった。「算数」と「国語」は男女で好き・嫌いに逆転現象が生じている。
近年注目されている「外国語教育(英語)」については、まだ十分に浸透していないせいか、好きな教科・嫌いな教科のいずれも小さな数字となった。一方、「将来役に立つと思う教科」 についての調査では、高学年になるほど「外国語教育(英語)」を「将来役に立つ」と考える傾向があり、今後外国語教育が本格化するにつれて、好きな教科・嫌いな教科にどのような影響を及ぼしていくのか注視していきたい。