小学生の生活圏は学校、家庭、塾以外にも様々な場所が想定されるが、中でも一番好きな場所はどこなのだろうか。

「家庭」が一番好きと答えた子どもは全体で68.5％と、ダントツであった。「家庭」と「祖父母の家」を合わせた、いわゆる身内の場所が好きな子どもは71.6％、「その他」を除く「学校」「塾や習い事などの教室」「友だちの家」「児童館」「学童保育」「遊び場（公園など）」といった社会的な場所が好きな子どもは27.9％と、家庭的な場所を選ぶ子どもを下回る結果となった。社会的な場所の中では「学校」（9.5％）が最も多く、次いで「遊び場（公園など）」（8.3％）、「友だちの家」（4.5％）となった。学年が高いほど「友だちの家」が好きと答える子どもが多くなる傾向がみられた。成長するにつれて、友だちなどの家庭外の他者との関係がより広がる様子がうかがえる。