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【図20】お子さまに身につけてほしいと思うことは何ですか。(3つまで)
小学生に対して、保護者が身につけてほしいと思うことは何だろうか。複数回答(3つまで)で集計した。
1位が「チャレンジ精神」(40.8%)、2位が「創造力」(40.2%)、3位が「協調性」(34.9%)、以下「忍耐力」(33.5%)、「責任感」(27.6%)と続く。先行きの見えない現代社会において、旺盛なチャレンジ精神と豊かな創造力を働かせ、自らの力で楽しみながら人生を切り拓いていってほしいという保護者の願いが垣間見える。
学年別では、低学年では特に「忍耐力」(1年生:43.0%)と「協調性」(同:39.5%)が高く、高学年では「語学力」(6年生:19.5%)が高かった。小学校に入ったばかりの子どもには、学校のクラスでちゃんと席に座って先生の話を聞いてほしい、課題などをあきらめずに最後まで取り組んでほしい、など基礎的な生活・学習スキルを求める傾向にあり、高学年では語学力など実用的な力を身につけてほしい、という保護者の気持ちが表れていることが分かる。
男女別では、差が大きく見られたのが「協調性」と「リーダーシップ」。「協調性」は女子(37.0%)の方が男子(32.8%)よりも4.2%高いのに対して、「リーダーシップ」は男子(14.3%)の方が女子(8.5%)よりも5.8%高い。子どもの性別によって、親が期待する資質に違いが見られるのはいつまで続くだろうか。