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【図45】お子さまと「性の多様性(LGBTQ)」について話したことはありますか。
近年、性別や生き方の多様性への理解が現代社会の課題として大きく取り上げられ、報道だけでなく、映画やテレビドラマなどで扱われて話題になることが増えている。では、LGBTQ(※1)について、親子で話す機会はどの程度あるのだろうか。
親子で「話したことがある」(13.9%)、「ないが、いつか話すつもり」(41.5%)という全体の結果から、LGBTQは家庭内で親子の話題となりつつあるテーマであることが分かる。なかでも小学6年生女子の保護者の27%が「話したことがある」と答えている。前述したように、LGBTQに関する情報が増えていることがこれらの結果に影響していると言える。
関連する質問「性の多様性(LGBTQ)の認知」において、LGBTQについて「知っている」と答えた子どもが全体で12.2%だったことから、子どもに初めて説明するのが親となる可能性も考えられる。しかし、『「性の多様性(LGBTQ)」とは何かがわからない』という保護者も全体の17.4%存在するという結果が出ていることから、今後さらなる認知の広まりが期待される。
※1 LGBTQとは、「Lesbian(レズビアン)」(=女性同性愛者)、「Gay(ゲイ)」(=男性同性愛者)、「Bisexual(バイセクシュアル)」(=両性愛者)、「Transgender(トランスジェンダー)」(=出生時の性別にあてはまらない性自認を持つ人)、「Questioning(クエスチョニング)」(=性自認や性的指向が定まっていない、あるいは定めない人)・「Queer(クィア)」(=セクシュアルマイノリティの総称)の頭文字をとって表したもの。