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【図20】学校で勉強する内容は、自分の人生において重要だと思いますか。
学校教育に対する評価は、社会環境の変化に影響を受ける側面がある。2020年の中学生にとって、学校教育はどれほどの重要性をもって捉えられているのだろうか。
学校で勉強する内容が重要だと思うかどうかについて、「そう思う」計(「そう思う」+「どちらかといえばそう思う」)が、学年別平均80%以上となった。学校の勉強に対する有用感は、学びに向かう重要なモチベーションであるため非常に重要である。概ね前向きな中学生が多いことの背景には、多くの中学生の学習環境を形成する教員や保護者の努力の結果であるとも捉えられる。
一方、中学1年生、特に男子においては「そう思う」計が他学年と比較して最も低く、「そう思わない」計が最も高い数値となった。中学初年度は新しい環境で学習の目的や意義を見つめ直す時期であると考えられるが、小学生から中学生へ移行する段階で学習に対して感じるギャップが大きく感じられる時期でもあるだろう。また、2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響(休校等)も、このような意識に拍車をかけた可能性がある。