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【図11】将来つきたいと思っている職業は何ですか。
2020年の中学生はどんな職業に興味を持っているのだろうか。2017年の前回調査 に引き続き聞いてみた。
2017年度調査では32.0%であった「わからない」が、今回は50.0%と大幅に増加した。それに伴い、各職業が占める率は前回調査よりも全体的に低く、ほぼ同率の職業が並ぶ結果となった。
ランキングをみると、1位は「会社員」(4.2%)(2017年度調査:5位(3.0%))であった。男女学年別に見ても順位は上がっており、2020年度調査においてはこの「会社員」が人気急上昇、ということができそうだ。それ以降、2位は「学校の教師・先生」(2.8%)、3位は「看護師」「エンジニア・技術者」「公務員」(2.7%)、6位は「医師(歯科医師含む)」「パティシエ(ケーキ屋)」(2.2%)と続く。特に「看護師」は2017年度調査時の16位(1.7%)から大きく順位が上昇した。2020年の新型コロナウイルス感染拡大の影響下で、その活躍の姿が多くメディアで取り上げられたことは、要因の一つとして考えられるだろう。
また「eスポーツプレーヤー・プロゲーマー」は今回新たに加えた調査項目で、13位(1.5%)に入った。ちなみに、2019年度調査の小学生白書 で2位(3.5%)に入って話題となった「YouTuberなどのネット配信者」は、2020年度調査の中学生全体では20位(0.8%)であった。小学生の調査 と比較すると、人気の高い「パティシエ(ケーキ屋さん)」や「警察官」「プロサッカー選手」、「YouTuberなどのネット配信者」の順位が大きく下がる一方、「会社員」「学校の教師・先生」「看護師」の人気が高まるなど、順位の入れ替わりが激しいことが見て取れる。