男子全体の人気上位は、1位「会社員」（5.3％）、2位「エンジニア・技術者」（4.3％）、3位「プログラマー・プログラムエンジニア」（3.7％）という結果になった。これらは学年別の統計でもそれぞれ10位以内に入る、男子に人気の職業といえるだろう。特に1位「会社員」は全学年において1位で、人気のほどがうかがえる。

前回の2017年度調査と比較すると、前回4位（4.0％）だった「会社員」が1位に、7位だった「プログラマー・プログラムエンジニア」（3.7％）は3位に、最も大幅に順位を上げたのは「大工さん・建築家」で、前回13位から4位となった。

注目すべきは、2020年度調査からの新規項目である「eスポーツプレーヤー・プロゲーマー」である。この項目が男子中学生の全体ランキングで4位（3.0％）に入っている点は、「プロサッカー選手」や「プロ野球選手」の人気が高い小学生 とは大きく異なる特徴であろう。

一方で、大きく順位を落としたのは「研究者（科学者、考古学者など）」である。2017年度調査では男子ランキングで3位（5.0％）であったが、今回は15位（1.0％）となった。各学年で見ても10位以内から陥落している。