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白書シリーズWeb版

中学生白書Web版 2017年8月調査

【調査テーマ】「中学生の日常生活・学習に関する調査」

9.新型コロナによる休校について
紙教材での学習状況
★紙媒体を利用して学習した中学生は93%

【図21】新型コロナウイルス感染拡大防止のための休校期間中の書籍や問題集、プリントなどの紙媒体を利用した家庭学習について、どのように学習しましたか。(複数回答可)

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新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた臨時休校措置に伴い、中学生の家庭学習では紙媒体の教材がどれほど活用されたのだろうか。

調査の結果、紙媒体を利用して学習した中学生は93%という結果になった。小学生白書の調査結果 と同様に「学校から出た課題・宿題をした」がとびぬけて多いが小学生と異なる点は「もともと入っていた塾の課題・宿題をした」割合が第2位で、小学生(第5位、12.4%)よりも14.4ポイント上昇している点である。小学生と比較して、塾の学習に割く手間や時間が大きく増加していることがわかる。

1人に1台学習者用端末が用意されていない現状を踏まえると、突然の休校措置に伴い、学校側は家庭学習用の教材を急いで用意し、児童・生徒に配布もしくは郵送して対応した様子がうかがえる。