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白書シリーズWeb版

中学生白書Web版 2017年8月調査

【調査テーマ】「中学生の日常生活・学習に関する調査」

9.新型コロナによる休校について
オンラインでの学習状況
★休校期間中にオンライン学習をした中学生は56.7%

【図22】新型コロナウイルス感染拡大防止のための休校期間中に、どのようなオンライン学習をご家庭で行いましたか。(複数回答可)

↑クリックすると大きな図が見られます

休校期間中にオンライン学習を経験した中学生はどれくらいいたのだろうか。

全体では56.7%が該当し、学年別では中学2・3年生が最も多い60.0%、1年生が若干少ない50%となった。今回初めてオンライン学習を行った割合をみると、オンライン学習の提供元については、学校(26.8%)と塾(21.3%)に二分され、1・2年生は学校から提供される割合のほうが高い(1年生:学校22.0%、塾14.0%、2年生:学校31.5%、塾20.0%)のに対し、3年生は学校からの提供が27.0%、塾からの提供が30.0%で、3学年で唯一塾から提供されて実施した割合が学校からの提供を上回り、受験学年ならではの違いが出ている。

特筆すべきは、オンライン学習未経験の生徒が43.3%いることであろう。今後、政府が打ち出した「GIGAスクール構想」(※1)が推進されていくことを考慮すると、この数字は来年度大きく変化しそうである。