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幼児白書Web版 2019年8月調査

【調査テーマ】「幼児の日常生活・学習に関する調査」

8.学習について
【保護者】既に身につけていること(学習面)
★読み書き計算能力の習得の割合が高く、生活態度・自律的行動の習得に不安がみられる。

【図34】あなたのお子さまが現在できる(身につけている)ことは何ですか。(複数選択可)

↑クリックすると大きな図が見られます

幼児期の子ども達は、学習面においてどの程度の能力を身につけているのだろうか。

「既に身につけていること(学習面)」の上位は、「【保護者】入学前に子どもに身につけさせておきたいこと(学習面)」と同じく、「ひらがなが読める」(67.3%)、「ひらがなが書ける」(42.9%)、「鉛筆を正しく持てる」(42.6%)であり、読み書き計算に関する能力の習得に高い関心を持ち、取り組んでいる傾向が分かる。「【保護者】入学前に子どもに身につけさせておきたいこと(学習面)」では7位につけている「簡単なたし算、ひき算ができる」が「既に身につけていること(学習面)」では5位に上がっていることからもその特徴がうかがえ、家庭での取り組みも行っていることが想像される。

一方で、「授業中(保育中)、落ち着いて座れる」(29.7%)、「わからないことがあった時に先生に質問できる」(19.4%)、「時計を見て、時間が分かる」(19.4%)といった生活態度に関わること、自律的行動につながる力については、期待値よりも20~30ポイント低く、小学校入学前の不安要素になっていることが伺える。

男女別では、ほとんどの項目において女子の方が高い割合となっているが、「時計を見て、時間が分かる」「プログラミングに関する簡単な操作ができる」に関してはわずかながら男子が女子を上回る結果となっている。