幼児の女子は、どのような職業に憧れているのだろうか。

2019年の調査で1位だった「パティシエ（ケーキ屋さん）」が、本調査でも1位（11.5％）、年齢別でも4歳女子と6歳女子で1位、5歳女子で2位と安定した人気を見せた。「お店屋さん」（4位⇒2位）、「花屋さん」（5位⇒3位）、「パン屋さん」（10位⇒8位）などが順位を上げるなか、注目したいのは、「警察官」。2019年の調査では14位だったが、本調査では9位となった。全体ランキングで「警察官」が1位になったのは、男子で1位なのもさることながら、警察官に憧れる女子が増えたこともひとつの要因であろう。「消防士」も圏外から13位となり、女子の職業観が幅広くなってきている。

警察では、女性警察官の採用に取り組んでおり、その比率は年々増加している。女性消防吏員の割合は、約3.2％（令和3年4月1日現在）と少ないが、消防庁は女性活躍を推進する方針だ。今の子どもたちが大人になる頃には、多くの女性が性別にとらわれることなく様々な場で活躍していることだろう。