発売日:2013年5月30日著:
吉田秀和/西川彰一(編)
本体価格:\3,200
ページ数:352ページ
体裁:A5版/上製
付録:CD
品目コード:2380008200
ISBNコード:9784058000823
内容:
日本の音楽評論の第一人者として、クラシック音楽界に大きな足跡を残した吉田秀和の逝去から1年。
吉田が1971年の放送開始以来、40年以上にわたってパーソナリティを務めてきたNHK-FMの長寿番組「名曲のたのしみ」の書籍化が決定した。編纂を手がけたのは、長年ディレクター、チーフ・プロデューサーとして、吉田とともに番組を制作してきた西川彰一。2000回におよぶ放送音源のなかから、特に人気が高かった「私の試聴室」(毎月最終週)を中心に、吉田ならではの話を厳選し、ジャンル別にまとめた。全5巻で構成される。各巻には、放送音源から抜粋した吉田の解説を収録したCDが付属。書籍のタイトルは、リスナーの方々にはおなじみの、吉田によるタイトルコール、「名曲のたのしみ、吉田秀和」からとったもの。
吉田秀和(よしだひでかず) 音楽評論、随筆、翻訳家。1913年9月23日、東京・日本橋生まれ。東京帝国大学文学部仏文科卒業。戦後まもなく、「モーツァルト」の評論でデビュー、以来日本における本格的な音楽批評の第一人者として、60年以上にわたり活躍を続けた。著作の多くは「吉田秀和全集(全24巻)」にまとめられている。また「子供のための音楽教室」や「20世紀音楽研究所」を設立し、水戸芸術館館長を務めるなど、音楽教育や芸術の普及に携わる実践家としても、多大な足跡を残した。大仏次郎賞、紫綬褒章、NHK放送文化賞、朝日賞、読売文学賞、文化勲章など受賞多数。放送への出演歴も長く、特に「名曲のたのしみ」(NHK-FM)は、41年以上にわたりほぼ一人で解説を担当した。2012年5月22日、鎌倉市の自宅で逝去。
(C)Gakken Plus Co.,Ltd. 無断複製・転写を禁ず