「朝の時間は誰にとっても慌しいもの。では、子どもは朝起きてから学校に行くまでに、どれくらいの時間を費やしているのだろうか。全体での平均時間は49分で、時間別に見ると、1時間以上が36.1％、次いで45分～1時間が30.8%と続き、両方を合わせると66.9％の子どもが45分以上の時間を使っていることが分かった。しかし、3割強を占める「1時間以上」のグループの中には、後出する「就寝時間」と「家を出るまでの時間」のクロス集計で、遅くまで起きていた子どもが少なからず存在することがわかっている。このことから、早く起きたものの、寝不足のためぼーっとしている時間が長い子もいることが推測され、これらの子どもは慢性的な睡眠不足の状態で学校に行っている可能性がある。一方、短時間グループ、すなわち30分未満と回答した子どもは全体で8.8％おり、この比率は学年が上がるにしたがって微増傾向となっている。