保護者が小学生の子どもに期待する職業として最も人気が高かったのは、「専門職」（28.3％）であることが分かった。ここでいう「専門職」は、専門資格や高い技術を必要とする職業を指すものであり、2位「教員、公務員」（14.8％）、3位「大企業の社員」（13.6％）と10ポイント以上の差がついた。4位の「弁護士・医師などの士師業」（10.9％）も含め、子どもに専門性や安定性を求める気持ちの表れと考えられる。

2018年度調査の小学生が「将来つきたい職業」全体ランキングでは、「教師・先生」（1.8％）が13位、「会社員」（0.9％）、「公務員」（0.6％）はランク外であり、2018年度調査の高校生が「将来つきたい職業」全体ランキングの1位は「公務員」（5.2％）、3位が「教師・先生」（4.5％）となっている。

また、「特にない」（42.2％）を男女別で見ると、男子39.2％、女子45.2％という差が表れる。女子よりも男子の方が、将来の職業に対する保護者の期待がやや強いようである。