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【図12】自分だけの部屋がありますか。
近年、都市化や少子化、人口バランスの変動により住環境には様々な変化が見られるが、自分の部屋をもつ小学生はどれほどいるのだろうか。
「1人部屋がある」と答えたのは全体の40.3%で、「兄弟姉妹と一緒の子ども部屋がある」(24.3%)と合わせると、約65%の子どもが何らかの形で子ども部屋を持っていることが分かった。
学年別では、「1人部屋がある」層は小学1年生の32.5%から6年生の49.0%と増えていくことから、学年が上がるにつれて子ども部屋を持つようになる、ということが分かる。
ちょうど30年前の1989年(※1)にも同様の質問をしている。当時、自分だけの部屋が「ある」と答えた割合は全体の34.4%、「兄弟姉妹といっしょ」が40.2%と、合わせて約75%の子どもが、子ども部屋を「持っている」と回答している。2019年度調査よりも10ポイント高い割合だ。しかし、「1人部屋」に関しては1989年:34.4%から2019年:40.3%に上昇し、「兄弟姉妹といっしょ」の割合が1989年:40.2%から2019年:24.3%に減少していることは、当時との大きな違いであると言えよう。
※1 1989年度(平成元年)調査は、2019年度調査とは母数と母集団形成方法が異なるため、統計的に厳密な比較は難しい。