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【図29】男子全体ランキング
【図30】男子学年別ランキング(2%以上)
「将来つきたい職業」は、男女差が顕著に表れる項目である。男子だけのランキングはどのような結果になっているのだろうか。
【図29】男子全体ランキングを見ると、「YouTuberなどのネット配信者」が本調査開始以来初めて1位となった。「YouTuber」は2016年度調査の自由回答欄に登場して以降、2017年度調査・2018年度調査の男子ランキングでは「プロサッカー選手」に次いで2位にランクインしていた。「プロサッカー選手」は90年代頃から人気が高く、2010年以降からは男子ランキングで1位を獲得し続けていただけに、近年のYouTuber人気の圧倒的な勢いがうかがえる。このことは、小学生の平均動画閲覧時間が1日44分という調査結果にもその一端が表れていると言えよう。
ちょうど30年前の1989年度調査(※1)の小学生の「将来つきたい職業(男子)」調査と比較すると、1989年は1位「プロ野球選手」、2位「一般サラリーマン」(※1989年度調査時の表現ママ)、3位「プロ野球選手以外のスポーツ選手」であった。2位に「一般サラリーマン」がランクインしている点が特徴的ではあるが、2019年でも小学5・6年生の上位3位以内に「会社員」がランクインしている点は共通している。
30年前と同じく、今でもスポーツ選手の男子人気は衰えない一方で、これまで存在していなかった新しい職業が2019年に1位を獲得したことは、時代の変遷を如実に映し出していると言えるだろう。
※1 1989年度(平成元年)調査は、2019年度調査とは母数と母集団形成方法が異なるため、統計的に厳密な比較は難しい。