2023年10⽉23⽇より、アドレスが変更になりました。https://www.gakken.jp/kyouikusouken/
トップページ、⽩書シリーズなど、お気に⼊りに登録されている場合は、お⼿数ですが変更をお願いします。
TOP > 白書シリーズWeb版 > 小学生白書 > 2019年8月調査
【図31】女子全体ランキング
【図32】女子・学年別ランキング(2%以上)
「将来つきたい職業」は、男女差が顕著に表れる項目である。女子だけのランキングはどのような結果になっているのだろうか。
【図31】女子全体ランキングを見ると、1位「パティシエ(ケーキ屋)」(11.3%)、2位「保育士・幼稚園教諭」(5%)、3位「看護師」(4.5%)であることが分かる。「パティシエ(ケーキ屋)」は学年を問わず人気が高く、この傾向は2001年度調査(※1)から続いている。
ちょうど30年前の1989年度調査(※2)の小学生の「将来つきたい職業(女子)」調査を見ると、1位「保育士・幼稚園教諭」、2位「小・中・高の先生」、3位「看護師」となっている。この30年間で「学校の教員」の人気はやや減少したものの、「保育士・幼稚園教諭」「看護師」は女子に人気であり続けている職業だと言える。
2019年の男子ランキングと比較すると、男女で共通して人気の職業は女子ランキング4位の「医師(歯科医師含む)」(男子は3位)のみであることが分かる。「医師(歯科医師含む)」は女子の方が男子よりも0.8ポイント高いものの、双方で人気が高く、男女・全学年全体ランキングでは3位に食い込む結果となっている。とくに女子において、「医師(歯科医師含む)」は1989年(平成元年)には女子ランキング圏外であったのが、2019年(令和元年)には4位となっている。母数が異なるため単純比較はできないが、近年、医師に占める女性の割合が上がっている(※3)ことが、女子人気につながっている可能性が考えられる。
※1 (出典)学研 科学学習編集部・子ども研究グループ、『学研版《小学生白書》2001-2002 小学生まるごとデータ』p.104
※2 1989年度(平成元年)調査は、2019年度調査とは母数と母集団形成方法が異なるため、統計的に厳密な比較は難しい。
※3 (出典)厚生労働省『女性医師キャリア支援モデル普及推 進事業の成果と今後の取組について』