「ボランティア活動への参加」の質問で、高校生の16.5%がボランティア活動へ参加していることが分かったが、実際にどのような活動に参加しているのだろうか。

1位は「環境美化（清掃・ゴミ拾い）」で全体の42.4％を占めた。2位以下は「地域行事の手伝い」、「学校や公民館などの活動」、「高齢者や体の不自由な人などの支援」と続く。「環境美化（清掃・ゴミ拾い）」への参加の割合は、男女ともに最も高く、参加しやすいボランティアであるようだ。

一方で、2位以下では男女差が見られた。男子は2位「地域行事の手伝い」、3位「学校や公民館のなど活動」、4位「自然保護活動」、女子は、2位「学校や公民館などの活動」、3位は同率で「地域行事の手伝い」「高齢者や体の不自由な人などの支援」であった。特に、活動が主に屋外である「自然保護活動」は男子で15.3％が参加しているのに対し、女子は2.5％と大きな差が見られた。

また、少数ではあるが、「災害救助」への参加も見られる。近年、各地で多発する地震、洪水などの自然災害により、災害時の“助け合い”、すなわち共助の重要性を身近に感じる機会が増えたのかもしれない。