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【図56】「STE(A)M教育」を知っていますか。
Science:科学、Technology:技術、Engineering:工学、(Arts:芸術)、Mathematics:数学、の頭文字をとったSTE(A)M教育とは、この4つ(5つ)の分野に重点をおいた教育のことである。今後の経済成長に欠かせない分野として、2009年にアメリカのオバマ大統領が優先課題としてSTE(A)M人材の育成を取り上げたことをきっかけに、現在ではその認識・取り組みが世界に拡大している。科学技術の発展に伴い、日本でも幼児から社会人を対象にSTE(A)M人材の育成は高く注目されているが、現在の高校生の認識はどのような状況なのだろうか。
調査の結果、「どのようなものか知っている」もしくは「言葉を聞いたことはある」高校生は18.3%であることが分かったが、「どのようなものか知っている」高校生は5.5%とごく少数であった。
日本では2020年から小学校でプログラミング教育が必修化されるなど、本格的にSTE(A)M教育が展開していくのは“これから”という状況であろう。しかし、将来の進路選択を意識する高校生にとっては、この先ますます無視できないキーワードとなることを考えると、今後も高校生の認知度に変化が見られる可能性は十分にあると考えらえるのではないだろうか。