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【図1】朝はふだん何時頃に起きていますか。(※1)
新型コロナウイルス感染拡大やGIGAスクール構想の取り組みの影響で、学校や塾、習い事や家庭での過ごし方に変化が起きていることが推測される高校生。生活リズムの基本となる起床・就寝時刻にその一端はみられるだろうか。
全学年の平均起床時刻は6:44であり、「7:01~7:30」「7:31以降」の合計の割合は男女ともに高校2年生が最も高い点が特徴的である。
一方で、2021年調査の就寝時刻は高校2年生(平均就寝時刻は23:01)と3年生(23:03)でほとんど変わらない。睡眠時間を学年ごとに算出すると、高校1年生は7時間46分、高校2年生は7時間48分、高校3年生は7時間40分であることから、高校3年生は高校2年生とほぼ同じ就寝時刻のまま、起床時刻が高校1年生とほぼ同じに戻っていることがわかる。最終学年となり、受験準備や部活の引退、就活などが始まることで、生活リズムにいくらか変化が生じるのかもしれない。
※1 2020年度調査から平均起床・就寝時刻の算出方法を変更しています。2010年~2019年度調査と比較してウェイト値を15分繰り下げているため、該当期間の調査と比較する場合は、過去のデータから15分マイナスした数値を採用している点にご留意ください。