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【図28】高校卒業後に希望する進路は何ですか。
高校生は卒業後の希望進路をどのように考えているのだろうか。
結果をみると、1位「国内の大学(地元の大学)」(29.7%)、2位「国内の大学(地元以外の大学)」(27.7%)、3位「専門学校」と続き、大学進学を希望する割合は「海外の大学」(1.5%)と「通信制の大学」(0.5%)を合わせて6割(59.4%)となった。これは、前回の2018年度調査「受験の予定」と比べて大きな変化はない。
学年が上がるにつれて、「国内の大学(地元以外の大学)」を志望する割合が減少する傾向がみられる。とくに男子はその変化が大きく、高校1年生で37.0%のところ、3年生では20.0%と17ポイント減少し、女子が高校1年生から3年生で3ポイント減少するのと比較して約5倍となっている。反対に、高校3年生になると全体の割合が上がる選択肢としては「専門学校」、「就職」が挙げられる。「専門学校」の高校生女子を除いて、それぞれ高校1年生から3年生までに約2倍、「就職」を選んだ高校生男子に至っては約3倍となっている。
「わからない」についてみると、高校1年生は16.0%であるのに対し、2年生は18.0%となっている。2018年の調査では1年生が24.0%、2年生が19.5%であったことから、2年生の「わからない」の値が増えていることには、一般的に高校2年生で訪問することの多い大学のオープンキャンパスが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止やオンライン実施となり、進路を絞り込みにくい状況が影響しているものと推測できる。