新型コロナウイルスの感染拡大は、授業や行事、クラブ活動や大会など、高校生活に多大な影響を及ぼした。高校卒業後の進路選択にも影響はあったのだろうか。

全体でみると、「かなり影響した」「すこし影響した」が合計39.8％、およそ4割の高校生が新型コロナウイルス感染拡大の進路選択への影響を感じていることがわかった。男女別にみると、差は0.3ポイントでほとんどないが、学年別にみると、高校1年生に比べて2年生が16ポイント、3年生が16.5ポイント高い。とくに3年女子は49.0％と半数近くが影響を感じており、全体の平均より9.2ポイント、3年生男子と比べても7ポイント上回り、最も割合の低い1年生女子より23ポイントも高い数値となった。その影響が、進路について諦めたり我慢したりといったネガティブなものでないかが気になるところだ。これに関連する質問として、「新型コロナ流行の進路への影響（何に影響したか）」も併せて参考にしていただきたい。