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【図36】選挙権を得たら、投票に行きますか。
2016年に選挙権年齢が「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げられたが、20代を含めた若い年代の投票率は低迷している。オンラインで若者向けに模擬選挙が行われたり、ネット投票が行われたりと、若者が政治に興味を持つきっかけ作りを行われてはいるが、今の高校生たちはどのくらい選挙に関心を持っているのだろうか。
結果をみると、「投票に行く」は合計84.8%(「必ず行く」(36.8%)、「行けたら行く」(48.0%)を合わせた数値)、「行かない」は15.2%であった。男女別にみると、全学年で男子のほうが女子よりも関心が高く、とくに高校1年生男子の半数は「必ず行く」と回答している。一方で、全学年の合計で「必ず行く」と答えた割合は女子のほうが男子よりも14.3ポイント低かった点が気にかかる(男子44.0%、女子29.7%)。
高校では2022年度から新科目「公共」が必須となる。新型コロナウイルス感染拡大で社会全体が低迷するなか、主権者として政治に関心を持つ若者が今後さらに増えることを期待したい。