中学生は、学校以外にどのような習い事に通っているのだろうか。

小学生と状況は変わり、第1位は圧倒的に「学習塾・教室」(36.0％)となった。3年生では半数近くの割合に達することから、高校入試などを意識していることがうかがえる。上位6項目は小学生の調査結果 と顔ぶれは変わらないが、中学生の「学習塾・教室」の回答率の高さは、小学生との顕著な違いである。さらに、小学生の習い事で1位であった「水泳」は、中学生では2.5％とかなり少なくなっており、多くが小学校高学年から中学にかけてやめてしまうことがわかる。

「学校以外で行っている習い事はない」に着目すると、小学生から中学生にかけて15.5ポイント上昇している。さらに、複数の習い事を掛け持ちしている度合いの尺度としての複数回答率を算出すると、中学生は1～3年生全体で18.5％と低い一方、小学生全体では68.8％という高い値が出た。このことから、習い事の掛け持ちが多い小学生に対して、中学生は習い事の数を絞っていることが推測できる。