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【図3】自由に使える毎月のおこづかいの金額(平均)を教えてください。
中学生がもらうおこづかいはどれくらいだろうか。
調査の結果、中学生全体の平均金額/月は1,686円であることがわかった。2017年度調査時(平均金額1,660円)と比較すると、微増傾向にある。学年別にみると、中学1年生の平均金額が1,380円、2年生が1,568円、3年生が2,112円であることから、学年が上がるにつれて増額していく様子が見て取れる。
一方、全学年において、おこづかいは「なし」の回答が4割程度を占めており、学年が上がるにつれておこづかいの平均金額は上がりつつも、「なし」の割合に大きな変化はみられない。その背景として、おこづかいとして定期的にお金をもらうのではなく、必要なときに必要なだけ保護者がお金を渡すという考え方の家庭が一定の割合で存在している可能性が想定できる。
なお、同時期に行った小学生白書の調査 では、小学6年生のおこづかいの平均金額は853円であった。中学1年生(平均1,380円)とは527円の差があり、これは小学生の各学年間の差よりも大きい。中学校への進学にあわせて、小学校在学中の進級時よりも大きな幅でおこづかいを増額する家庭が多いことがうかがえる。
【図4】(おこづかいをもらっている人対象)
毎月もらっているおこづかいの主な使い道は何ですか。(複数回答可)
中学生のおこづかいの主な使い道は何だろうか。おこづかいを「もらっている」と回答した381人に質問した。
1位は「お菓子などの食べ物」(50.9%)、2位が「本・雑誌」(42.3%)、3位が「貯金」(38.8%)であった。 小学生の「おこづかい(使い道)」と比較すると、「お菓子などの食べ物」に使う割合にほぼ変化がみられないが、「おもちゃ」の割合が大幅に減り(小31.2%→中6.8%)、「本・雑誌」の割合が増えている(小30.3%→中42.3%)ことがわかる。
男女別にみると、男子では「お菓子などの食べ物」が56.0%(女子46.2%)、「ゲーム機・ゲームソフト」が37.0%(女子9.1%)に対し、女子では「本・雑誌」が49.2%(男子34.8%)、「文房具(ステーショナリー)」が45.7%(男子14.7%)と、その用途に大きく違いがあることがわかる。