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【図7】1か月にどれくらい本を読みますか。 ※電子書籍を除く
中学生の1か月の読書量は平均1.9冊となり、小学生の平均3.0冊を大きく下回り、2017年度調査結果の平均2冊とほぼ変わらない結果となった。
学年別の読書量の差は大きくないが、学年が上がるにつれ減少する傾向にある。一方、男子と女子の差は大きく、女子が男子の1.7倍の本を読んでいるという結果となっている。
男子に関しては、約半数の48.0%が「読まない」と回答している点が特徴的である。女子の23.0%に比べると、倍以上の割合となっている。2017年度調査時に本を「読まない」と答えた男子は40.7%であったことと比較すると、男子中学生の読書離れは進行しているようだ。
【図8】1か月にどれくらい電子書籍を読みますか。
中学生の電子書籍の読書量は0.4冊となり、小学生と同じ結果となった。「読まない」と答えた中学生の割合も87.2%ととなり、小学生の88.6%とほぼ変わらない。電子書籍は中学生においてもあまり普及していないようだ。
中学生が「自由に使える通信機器」としてのパソコンやスマートフォン、タブレットの保有率は小学生より高いが、電子書籍を読むためには活用されていないということであろう。
今は中学生になじみがないと言える電子書籍だが、「GIGAスクール構想」(※1)の前倒し実施により、パソコンやタブレットが1人に1台配布され、さらにデジタル教科書による学習が広まれば、電子書籍による読書は今後普及する可能性が十分考えられる。