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【図】ご家庭内で自由に使える通信機器を教えてください。(複数回答可)
幼児が家庭内で使う通信機器について、複数回答可で質問した。「自由に使えるものはない」と回答した割合は38.2%に留まり、幼児が自由に通信機器を使っている家庭が6割を超え多数派になることが分かった。使用する通信機器の内訳を見ると、最も多いのはタブレットの34.7%(「家族と共用」22.8%、「子ども専用」11.9%)で、3分の1を超える家庭で使用されている。一方で、最も少ないのはパソコンの15.5%(「家族と共用」11.7%、「子ども専用」3.8%)で、6分の1を下回っている。
3年前(2019年)と5年前(2017年)の調査で「自由に使えるものはない」と回答した家庭の割合はそれぞれ44.6%と64.2%であり、幼児に通信機器を自由に使わせる家庭の割合は増加傾向である。特に「子ども専用」の通信機器に着目すると、2017年からの5年間でタブレット利用は3.5%から11.9%へ8.4ポイント増加していて、同じ期間のパソコン利用は0.8%から3.8%への3.0ポイント増、スマートフォン利用は2.2%から4.8%への2.6ポイント増、そしてゲーム機利用は3.2%から5.2%への2.0ポイント増と比較しても、「子ども専用」の通信機器にタブレットを選ぶ家庭の増加が際立っている。