全学年男女の全体で、好きな色の1位は「青」（45.8％）、2位「水色」（30.2％）、3位「ピンク」（29.0％）、4位「赤」（26.8％）、5位「緑」（20.9％）となった。2015年10月の調査で5位だった「黒」（20.0％）が「緑」と入れ替わって6位となったものの、両者の差は1ポイント未満と僅かであり、全体の傾向に大きな変化はみられなかった。
一方、全学年で嫌いな色は、1位が「ピンク」「灰色」で同率（17.6％）、3位「茶色」（14.5％）、4位「黒」（9.5％）、5位「紫」（6.7％）と続く。今回の調査から新たに追加した選択肢である「灰色」を除けば、嫌いな色にも2015年10月調査から大きな変化はみられない。「灰色」は男女ともに嫌いな色であることが分かったが、その傾向は全学年で女子の方が強い。
男女別で見ると、好きな色・嫌いな色の傾向が異なっていることがわかる。特に、好きな色では「青」「水色」「ピンク」の差が大きい。嫌いな色では男子が女子より圧倒的に「ピンク」を選んでおり、男女で好き嫌いが逆転している。
中でもピンクは、女子は好きな色としてあげるが、男子は嫌いな色としてあげる子が多いという対照的な結果が得られた。女児向けのコンテンツにピンクを基調とした商品が多いことから、子ども達の中にも「ピンクは女の子の色」という認識が根付いている可能性が考えられる。