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【図40】お子さまの学習管理をどのようにしていますか。
子どもの学習状況を、保護者はどのように管理しているのだろうか。
調査の結果、もっとも多かったのが「勉強のやり方をアドバイスしたり、宿題をみたりしている」(43.6%)、次いで「とくに管理していない(子どもに任せている)」(24.3%)、「テストや通知表の成績を把握し、コメントをする」(12.8%)と続くことが分かった。学年が上がるにつれ、アドバイスをしたり宿題を見たりする割合は下がり、子どもに任せる、またはテストや通知表による成績把握にとどまる割合が増えていく傾向にある。
2018年度調査でも、「お子さまの学習状況・成績をどのように把握していますか。(複数回答可)」という類似の質問をしている。このときは、「一緒に宿題をやる」という回答が全体では31.8%にのぼっていたが、小学1年生の41.5%に対し、6年生では16.0%と、低学年と高学年で著しい差が見られた。
学年が上がるにつれ、保護者の学習に対する介入度合いが低下していくことは間違いなさそうだが、その要因の一つとして、「通塾率の増加」「ICT教材の活用」が考えられる。今回調査では「塾などに任せており、自分が直接子どもの学習を見ることはない」「アプリやタブレット教材などの機能に任せており、自分が直接子どもの学習を見ることはない」の二つの回答を合わせると、小学6年生で14.5%に達している。「内容が高度化して保護者の手に余る」という側面もあれば、「塾や教材を信頼して任せている」という側面もあると言えそうだ。