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【図40】不安や悩みがあるとき、誰に相談しますか。(複数回答可)
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、人々の心は不安定になりやすくなっていると推測される。小学生は日ごろの悩みを誰に相談しているのだろうか。
小学生の相談相手の1位は「母親」(86.3%)で、2位の「父親」(43.3%)に約2倍の差をつけた圧倒的な結果となった。3位は「友だち」(23.8%)、4位は同率で「きょうだい」・「学校の先生」(ともに9.5%)となった。
1位の「母親」は、男女や学年に関わらず、ほぼ8割近くを占める。一方で2位の「父親」は、男女の差が顕著である(男子50.5%、女子36.0%)。特に高学年女子で父親に相談する割合は、同学年男子の約半数にとどまっている(小5男子が53.0%に対し、小5女子は25.0%/小6男子が44.0%に対し、小6女子は22.0%)点は特徴的である。
一方で「相談しない」という回答が全体の6.8%であり、気がかりな数値となっている。悩みを抱える小学生が孤立しないようなサポートの充実や身内以外の身近な大人で小学生の心のケアを担える存在が、重要な意味を持つといえよう。