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【図41】「SDGs」を知っていますか。
SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは、国連で2015年に採択された2030年までに達成すべき社会課題解決の目標である。「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「質の高い教育をみんなに」「気候変動に具体的な対策を」など17の目標からなり、17色に塗り分けられたカラフルな丸いロゴを目にしている人は多いだろう。
しかし、この調査では、小学生の間ではまだ「SDGs」という言葉があまり浸透していないことが読み取れる。「知っている」「言葉は聞いたことがあるが、意味は分からない」の回答を合わせた認知度は、低学年では10人に1人程度、高学年ではだいぶ高まるとはいえ、5人に1人程度という結果だった。なお同時に行った中学生の調査では、全体平均で3人に1人程度となっている。
2020年度から施行されている小学校の新学習指導要領では、その前文で「持続可能な社会の担い手」との文言が用いられ(※1)、新しい教科書では「社会」や「理科」を中心にSDGsが取り上げられている。社会人のなかでも近年認知度が高まっている(※2)ことをふまえると、小学生の認知度も今後徐々に高まっていく可能性は十分に考えられる。