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【図36】「SDGs」を知っていますか。
SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは、国連で2015年に採択された2030年までに達成すべき社会課題解決の目標である。「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「質の高い教育をみんなに」「気候変動に具体的な対策を」など17の目標からなり、17色に塗り分けられたカラフルな丸いロゴを目にしている人は多いだろう。
この調査では、「知っている」(10.3%)・「言葉は聞いたことがあるが、意味はわからない」(23.5%)を合わせた認知度は33.8%となり、中学生のほぼ3人に1人は聞いたことがあるという結果になった。学年や男女による差はあまり見られないが、小学生に向けた調査で小学6年生の認知度が20.5%であったことと比べると、中学生では認知度が高まっていると言えそうだ。
2021年度から実施される中学校の新学習指導要領では、その前文で「持続可能な社会の創り手」との文言が用いられ(※1)、新しい教科書ではさまざまな教科でSDGsが取り上げられている。社会人のなかでも近年認知度が高まっている(※2)ことをふまえると、中学生の認知度も今後徐々に高まっていく可能性は十分に考えられる。