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白書シリーズWeb版

小学生白書Web版 2020年8月調査

【調査テーマ】「小学生の日常生活・学習・新型コロナ対策の休校に関する調査」

8.学習について
【保護者】教材選びで重視すること
★高学年の保護者ほどデジタル教材の利用に積極的

【図20】お子さまの家庭学習用教材を選ぶ際に重視することは何ですか。(複数回答可)

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保護者は子どもが使用する学習教材を選ぶ際、どのような点を重視しているのだろうか。

教材選びで重視する点は、1位「紙の教材である」(30.0%)、2位「飽きずに続けられるエンタメ要素がある」(28.6%)、3位「一人で自習できるよう、解説が充実している」(27.3%)、4位「パソコンやタブレットで学習できる」(25.8%)、5位「分からないことを質問できる仕組みがある」(21.8%)であった。2位・3位・5位は、子どもが教材を「一人で」学習するために必要な要素であり、保護者の手をかけずに子どもだけで使用できる教材が求められていると考えられる。

1位「紙の教材である」は4位「パソコンやタブレットで学習できる」との差に着目すると、その差は4.2ポイントとそれ程大きくない。性学年別でみると、4年生男子・6年生女子では「紙の教材」よりも「パソコンやタブレット」と回答した保護者が多く、中学年以降にはデジタル教材が浸透しつつあるといえるだろう。新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、現在、小中学校で一人一台のタブレット配布が急ピッチで進んでいる。これに伴い、家庭においても「パソコンやタブレット」での学習を重視する層が増えていくのかどうか注目である。