保護者は子どもが通う塾を選ぶ際、どのような点を重視しているのだろうか。

塾選びで重視する点は、1位「家からの通いやすさ」（68.4％）、2位「料金」（64.6％）、3位「授業内容」（36.7％）、4位「通塾生の親や近所の評判」（27.9％）、5位「サポート体制」（25.0％）であり、6位以下を大きく離す結果となった。

特に1位「家からの通いやすさ」と2位「料金」が突出している傾向は、2018年度調査でも同様である。一方、5位「サポート体制」は、2018年11.2％と比べて倍以上の数値になっている。

以上の結果から、小学生の段階での塾選びには、「合格実績」「有名な講師」「ブランド」よりも、通塾距離・金銭面で負担なく通い続けられるかどうかが重視されていることがわかる。「オンライン授業対応の有無」（5.3％）は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年注目されたトピックスであるが、塾を選ぶ段階でまだ最優先されるというほどではなかった。