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【図42】学校の定期テスト前はどのように過ごしていますか。
高校生の日常は忙しい。そんな高校生が乗り越えなければならないのが学校の定期テストである。現代の高校生たちは定期テスト前にどのような対策をしているのだろうか。
定期テストは多くの場合、試験範囲が事前に先生から発表される。その限定されたテスト範囲について計画を立てて勉強するというのが定期テスト対策の定石と思われるが、計画を立てて準備をしている高校生の割合は22.5%とそれほど高くない。テスト範囲が限定されているがゆえだろうが、数日前や直前に準備をする、いわゆる「一夜漬け」をする高校生の割合が27.7%とかなり高い。
看過できないのは、計画を立てたもののその通りに実行できないという「計画倒れ」になる高校生の割合が、30.0%と最も多いことだ。定期テスト前の過ごし方は、大学入試対策としての過ごし方にも少なからず影響するだろう。進学を希望する高校生にとって、範囲が限定的ではなく、高校の履修範囲全体から出題される大学入試は定期テスト以上に負担が大きなものである。「一夜漬け」ではとても対処できない範囲であるため、なるべく早い段階から計画的な学習の習慣を身に付けることが重要であろう。