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白書シリーズWeb版

幼児白書Web版 2019年8月調査

【調査テーマ】「幼児の日常生活・学習に関する調査」

4.日常生活について
【保護者】電子書籍の絵本への抵抗感
★65.9%の保護者は電子書籍絵本に抵抗アリ!

【図16】あなたのお子さまが電子書籍の絵本を読むことについて、あてはまるものを1つお選びください。

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一般書籍や雑誌、コミック等の電子書籍が年々増加しているが、絵本は少々特殊なようである。拡大や縮小、タッチスクリーンを利用した音や動画の仕掛けなど、電子書籍ならではのメリットがある一方で、幼い子どもに電子書籍を与えること自体に抵抗を感じるという意見もある。実際に、保護者はどのように感じているのだろうか。

結果を見ると、「利用させたい」(11.2%)・「どちらかといえば利用させたい」(23.0%)の合計は34.2%であり、一方「利用させたくない」(27.3%)・「どちらかといえば利用させたくない」(38.6%)の合計は65.9%であることから、全体の3分の2の保護者が電子書籍絵本に否定的であることが分かった。これは、「【保護者】子どものスマホ・タブレット利用」調査で「将来的に必要だと思うが、今から使わせたくはない」と答えた保護者の割合(63.3%)とかなり近い結果となっている。

最も多い意見は「どちらかといえば利用させたくない」(38.6%)だが、「利用させたくない」(27.3%)と明確な意思をもつ保護者は「利用させたい」(11.2%)と考えている保護者の2倍以上存在している。さらに、「利用させたい・計」と「利用させたくない・計」のバランスに子どもの年齢ごとの違いはほとんど見られない。

どんなに電子書籍で手軽に本が入手できる時代になったとはいえ、やはり“絵本は紙で”と考える保護者がまだまだ多いことが明確になったと言えよう。