11月
【オザワ部長レポート】バジル先生の吹奏楽指導レッスン!<前編>
アレクサンダー・テクニーク講師のバジル先生が、学研主催で去る8月29日に渋谷・トート音楽院にて吹奏楽指導の特別講座を行いました。レッスンタイトルはずばり「脱・根性論! 吹奏楽指導でHAPPYに!」。この模様を、大人気ツイッター&単行本シリーズ『みんなのあるある吹奏楽部』著者の“オザワ部長”がまとめてくださいましたので、2回に分けてご紹介します。
今年5月発刊の『吹奏楽部員のためのココロとカラダの相談室 吹奏楽指導編』(学研パブリッシング)では、オザワ部長も対談取材などで参加しています。この本は吹奏楽部顧問の先生方だけでなく、講師・コーチ、上級生、演奏家といった人たちにとって非常に役立つ本です。そこで今回のレッスンは、「本に書かれている指導法を体感したい」「もっとアレクサンダー・テクニークのことを知りたい」といった声に応えたものでした。当日は、16名の方が受講しました。クラリネット・ホルン・サックス・オーボエなど楽器持参での参加も目立ちました。オザワ部長もソプラノサックスを持って参加&取材しました。
さて、今回のレッスンですが、前半は吹奏楽指導のために行うべき
「6つのアクション」のお話でした。
この(1)から(6)までのプロセスを順番に生徒たちがクリアしていくよう、サポートするのが指導者に必要とされるとのこと。「これはアレクサンダー・テクニークのプロセスですけど、とても普遍的なプロセスでもあります」とバジル先生がおっしゃるとおり、吹奏楽以外の指導、あるいはビジネスにも応用できそうですね。(実践指導例を紹介する続きは次号で!)
取材・撮影・文/オザワ部長
●ツイッター『みんなのあるある吹奏楽部』
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『吹奏楽部員のためのココロとカラダの相談室』
楽器演奏編・メンタルガイド編・吹奏楽指導編
■各:B5判縦/104頁/本体価格1,500円(税別)
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<アレクサンダー・テクニークについて>
http://www.alexandertechnique.co.jp/
<バジル先生のブログ>
http://basilkritzer.jp/
2014 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月
8月
学研主催!指導者向けセミナー開催決定!!
音楽の指導に携わる皆さま、ご自身の指導で悩んでいることはありませんか? たとえば、 “指導していて、イライラしてしまう”“「できない」のに「教える」ことができるのか”“「ダメ出し」しない指導法って?”などなど……。
“心と身体の教育法=アレクサンダー・テクニーク”講師のバジル・クリッツァー先生が、皆さまの悩みを解決、不安を解消いたします。ご興味のある方は、ぜひご受講ください!
7月
5月22日に、最新刊『バジル先生のココロとカラダの相談室 吹奏楽指導編』が発売されました。この本では「お悩み相談のページ」、「著名人との対談」とあわせて、「中学・高校吹奏楽部を訪ねて」の体験講座を通じて、実際の指導に役立ててもらおうというページを掲載しています。以前の記事「肩こり腰痛解消エクササイズ」でも紹介した、「頭を動けるようにしてあげて、そうすることで身体全体が動けるようにしてあげつつ楽器を吹いてみる」、というエクササイズも行いました。すると本人は「楽に、軽く吹けている」感覚なのに、「大きくて遠くに響く」音になっているのです。これは管楽器に限ったことではありません。パーカッションでもコントラバスでもピアノでも、身体の強ばりをなくすことで、ラクにはっきり音を出すことができるのです。(バジル・クリッツァー)
神奈川学園中学・高等学校吹奏楽部の講座から
『吹奏楽部員のためのココロとカラダの相談室』吹楽指導編
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6月
★指導者向け書籍新登場!!★
このようなことで悩んでいらっしゃいませんか?吹奏楽やピアノなど音楽に限らず「教える」ことに携わる皆さんが、もっとラクに、楽しく、自由に指導できる可能性を感じてもらうため…皆さんの日々の悩みに寄り添った内容をお届けいたします。
★バジル先生からコメントが届きました★
日々の吹奏楽指導の上で感じる悩みや疑問に、親身になってわかりやすくお答えします。また各界著名人の皆さんとの対談から「教育」「演奏の向上」「生徒の幸福」の両立の必要について浮き彫りにします。そして実際に学校部活で行った特別講座をレポート、たくさんの指導のアイデアをご提案します。お役に立てば、幸いです。(バジル・クリッツァー)
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5月
欧米ではジュリアード音楽院など有名な音楽学校で必ず教えられている「アレクサンダー・テクニーク」という「心と身体の演奏法」は、「心と身体の緊張」を改善するのにとても効果的なメソッドです。類書の発刊も相次ぎ話題となっていますが、よく言われる管楽器だけでなく、弦楽器やピアノにも共通して活用できるものです。これまでのコラムで紹介した肩こり腰痛解消エクササイズ以外に、パソコンなど日常作業についても効果的なアレクサンダー・テクニーク。ご興味のある方は、ぜひこちらをご覧ください。
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バジル先生の新刊発売!
『吹奏楽部員のためのココロとカラダの相談室~吹奏楽指導編』が、5月下旬に発売されます! 吹奏楽に限らず「人にものを教えるにあたってのお悩み解決」ができる本です。詳細は次号にてご紹介。ぜひ、お楽しみに!
12月
最終回 〜膝を労わろう〜
これまでやってきた、肩こり・腰痛改善のためのエクササイズ。最後にもうひとつ、意識してほしい場所があります。頭があって胸があり、脊椎、骨盤……そして膝。互いに影響しあう身体全体の設計図の一部である膝について意識することで、あなたの身体は調和を保っていけるのです。それでは膝をどういう状態にすればいいのでしょう? よく皆さんがしてしまうのは、膝を後ろの方向にギュッと固めてしまうことです。膝は自然な状態にあるとき、緩やかに曲がっているものです。肘も同様に、緩やかに曲がっています、これこそが身体のデザインなのです。ですから、膝を固めてしまっているときに、意識して「膝を曲げよう」とすることは、自然な動きではありません。そうではなく、「膝を後ろに向かって押さない、固めないで、膝に干渉せず、あるがままにさせておこう」と考えてください。このように、身体の作りを理解し、意識の持っていき方に気をつけることで、きっとあなたは凝りや痛みから解放されることでしょう。そしてそれは、楽器を演奏する姿勢にも関係してくるのです。興味があったら、アレクサンダー・テクニークについてのブログをご覧になってみてください。どうもありがとうございました。
アレクサンダー・テクニーク教師/バジル・クリッツァー
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