TOP > 小学生白書Web版 > 2016年9月調査

小学生白書Web版

小学生白書Web版 2016年9月調査

【調査テーマ】「小学生の生活・学習・グローバル意識に関する調査」

4.日常生活について
朝食について
★9割以上が朝食を食べているが、学年によっては10人に1人が朝食抜き

【図8-1】あなたは、ふだん決まった時間に朝ごはんを食べていますか。

↑クリックすると大きな図が見られます

決まった時間に朝食を摂っている割合については、2014年より3年連続で調査を実施している。「食べている」と答えた子どもを経年変化で見ていくと、2014年 が96.5%、2015年 が93.8%、2016年が94.4%となっており、大きな変化は認められない。全学年にわたって朝食を食べない子どもが5%前後いることも同様で、本年の調査では10人に1人が朝食を食べない学年もあった(4年生男子、6年生女子)。朝食の有無と就寝時間のクロス集計では、23時30分以降に寝る子どもと朝食を食べない子どものグループが重複していることも分かった。睡眠不足が朝食の有無に影響を与えていることが容易に想像されるが、朝食は発育、発達に不可欠なものである。学校での時間を充実させるためにも、就寝、起床などの生活リズムと合わせて、考える必要がある。

★男子は「ごはん派」、女子では「パン派」がやや優位

【図8-2】あなたの朝ごはんの主食は何ですか。

↑クリックすると大きな図が見られます

子どもたちの朝の食卓にのる主食は何だろうか? 全体ではごはん(お米)が48.3%、パンが43.4%と、ややごはん派が多いことが分かった。この比率は2014年 、2015年 の調査と大きな変化はない。興味深いのは、5・6年生の男子で「ごはん派」が50%を大きく超えていることで、この傾向は昨年も認められたものだ。育ち盛りの男の子にとって、パンではおなかがもたないということだろうか。一方女子では、学年があがるにつれて「パン派」が増える傾向にあり、6年生では「パン派」が「ごはん派」を上回るという、男子とは対照的な結果となった。