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【図32】学校の授業で将来役に立つと思う教科は何ですか。
好き嫌いとは別に、小学生が「将来役に立つ」と考えている教科は何だろうか。
調査の結果、1位「算数」(29.6%)、2位「国語」(24.3%)、3位「外国語活動(英語)」(22.1%)は、4位「総合的な学習」(8.8%)以下と大きな差がつく結果となった。「算数」を選んだ割合は、女子より男子の方が5.2ポイント高い。一方「国語」は男子より女子の方が2ポイント高く、「外国語活動(英語)」も男子より女子の方が5.2ポイント高い。この3教科は「将来役に立つ」と考えられる点で上位だが、男女別では認識に差が見られる。「算数」「国語」については、2017年度の調査と比べて男女のバランスに変わりはないが、そのポイント差は縮まっている。この傾向は低学年~中学年頃から見られ、教科に対する好き・嫌いの傾向とも重なっている。
また、「外国語活動(英語)」に関して、特に小学4、5年生の女子は「将来役に立つ」と意識しているようだ。外国語活動は、2020年の新学習指導要領により小学3年生から始まり、小学5年生から教科化される。教科の好き嫌いと共に「将来役に立つ」という意識への影響にも注目したい。