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白書シリーズWeb版

小学生白書Web版 2020年8月調査

【調査テーマ】「小学生の日常生活・学習・新型コロナ対策の休校に関する調査」

9.新型コロナによる休校について
【保護者・子ども】オンライン学習の継続
★保護者・小学生 共に「できるだけ学校で勉強」希望が過半数。

(休校中にオンライン学習をした人対象)
新型コロナウイルスが収束した後も、オンライン学習を継続したいと思いますか。
【図28】保護者と子ども

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新型コロナウイルス感染拡大の影響で臨時休校を余儀なくされた学校だが、この機会に学校の学習をオンラインで行った小学生とその保護者(各557人)に対して、今後もオンライン学習を継続したいかどうかについて尋ねた。

その結果、保護者・小学生共通して「できるだけ学校に行って勉強してほしい(したい)」と考える割合が過半数に上ることがわかった。一方で「学校とオンライン学習の両方で勉強してほしい(したい)」と「できるだけオンライン学習で勉強してほしい(したい)」を合わせた割合をみると、保護者は32.9%、小学生は40.7%となっており、全ての学年で保護者より小学生の方がオンライン学習を取り入れる方法に積極的な傾向がうかがえる。

本調査を行った2020年8月時点では、オンライン学習は設備や教材、ノウハウなど総合的な環境面が不十分であったことを考慮すると、2021年以降、コンピュータの1人1台が定着していくにつれて保護者・子どもの捉え方も変化していく可能性は十分にある。