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休校期間中に感じた、困ったことや不安なことは何ですか。(複数回答可)
【図29】保護者と小学生
保護者が子どもの休校中に困ったことの1位は「(子どもの)勉強時間が減ってしまった」(52.0%)であり、半数を超える結果となった。次いで2位は「(子どもの)身体を十分に動かす機会がない」(45.1%)、3位は「(子どもの)生活習慣が乱れてしまった」(41.9%)となった。一方、小学生が困ったことの1位は「友達に会えない」(55.2%)であり、2位以下を倍近く引き離す結果となっている。次いで2位は「身体を十分に動かす機会がない」(29.4%)。3位は「先生に会えない」(22.9%)となっている。
保護者で1位の「(子どもの)勉強時間が減ってしまった」(52.0%)は小学生では8位(14.1%)、保護者で3位の「(子どもの)生活習慣が乱れてしまった」(41.9%)は小学生では9位(13.7%)であることから、保護者は勉強面・生活面の乱れを主な困りごとだと考えているのに対して、小学生はそれらよりも友達や先生との交流を求めていることがわかる。同調査内「休校中の友だちとのコミュニケーション」において友だちと「ほとんどコミュニケーションをとらなかった」が56.1%であることからも、過半数の小学生が友だちとの交流に不安を抱えていることがうかがえる。
一方で、「身体を十分に動かす機会がない」が保護者・小学生とも2位であったことも注目すべきだ。同調査内「休校中の運動時間/日」において1日の運動時間が30分未満の小学生が過半数(61.4%)であることからも、休校中は十分に身体を動かす時間を持てず、保護者・小学生ともそれを不安視していたことがわかる。未曽有の状況下で、知育・体育の両面での不安が浮き彫りになる結果となった。