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【図34】休校期間中、1日にどれくらいの時間運動をしましたか。
「子どもにとってスポーツは、生涯にわたってたくましく生きるための健康や体力の基礎を培うとともに、公正さと規律を尊ぶ態度や克己心を培うなど人間形成に重要な役割を果たすものである。」と文部科学省のHP(※1)に掲載されており、小学生の健康、精神面の成長において運動時間はとても重要な要素である。新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴う休校措置の中、小学生はどの程度運動していたのだろうか。
学年別でみると、低学年より高学年になるにつれて運動時間は減少する傾向にある。性学年別では小学6年生女子は平均20分と特に少ない。男女別では、運動時間の平均に差はみられず、「運動をしている」と回答した約6割が「30分から1時間未満」という結果になった。1日30分以上の運動は、通常の学校生活のなかで十分に確保できる時間であろう。「休校中の困りごと」では「身体を十分に動かす機会がない」という回答が保護者・小学生ともに第2位であったため、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴う休校中の小学生は、環境的な要因もあり、運動が十分に出来ていないという結果になった。