TOP > 白書シリーズWeb版 > 小学生白書 > 2022年9月調査
【図】あなたは「STEM(あるいはSTEAM)教育」を知っていますか。
2000年ごろから提唱され、日本でも小学校のプログラミング教育導入に向けて文部科学省が2018年に提言した「Society 5.0 に向けた人材育成」 の中でも、必要性について言及された「STEM(STEAM)教育」(※)に関して、4年が経過した現在、保護者にはどの程度、認知されているのだろうか。
結果は、「知っている」(5.6%)、「言葉を聞いたことがある」(17.3%)。2018年に同様の調査をしたときが、それぞれ、5.8%、13.8%だったので、「聞いたことがある」は3.5ポイント増えてはいるが、保護者にとってはまだまだ馴染みのない言葉であることがわかった。
※ STEM(STEAM)教育:STEMは、「Science:科学、Technology:技術、Engineering:工学、Mathematics:数学」、STEAMは、「STEM+Arts:芸術」。それぞれの分野の頭文字をとってはいるが、各分野のスキルだけでなく、それぞれのつながりに重点をおいた教育のことである。現在ではArtsを加えたSTEAM教育の認識・取り組みが世界に拡大しているのは、科学技術の発展とともに、Arts的なものの見方、感性、考え方が、AIの導入が加速する社会で、欠かせないものであると考えられているからである。