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【図50】(大学受験を検討中の人対象)
大学選びにおいて重視することについて、優先順位の高い項目を3つまで選んでください。
各大学はこの結果を重く受け止めてほしい。「大学選びで重視すること」のダントツの1位は「学びたいことが学べる」(71.2%)である。2位「就職に強い」の割合は1位の半分以下の28.2%、3~5位の割合がそれぞれ20%程度であることから考えると、高校生が大学に求めることは明確である。選んだ大学に対する高校生の志望の熱意の強さがうかがえる。大学側には、高校生のニーズに応える説明会や、高校時代の「学びたい」気持ちを生かす運営が望まれる。
また「地元から通える」(20.9%)ことが“重視すること”の3位に入るが、「地元から離れられる」(6.6%)も9位に入っている。自宅と志望大学との距離、家庭の経済状況などにも関係するであろうが、大学受験を地元を離れるひとつの契機としてとらえている学生がいるのは興味深い。
なお、高校3年生女子では、「地元から通える」割合が32.9%と有意に高く、また「留学制度が充実している」の割合も10.0%と、他のカテゴリに比べて高い数値であることも目を引く。