小学生全体で見たときの好きな色の1位は「青」（41.8％）、2位「水色」（29.1％）、3位「ピンク」（24.2％）、4位「赤」（16.9％）、5位「紫」（15.2％）となった。2017年度調査時と大きな変化は見られないものの、1位「青」の人気が昨年の49.5％から7.7ポイント下降している。2017年度調査時、5位は「黒」（17.0％）であったが、今回は7位（12.0％）と順位を落とした。また、2017年度調査時の幼児と比較すると、「青」の人気は小学生になっても男女ともあまり変化は見られないが、「水色」は女子の人気が21.3ポイントと急上昇している点が特徴的である。

嫌いな色1位は「ピンク」（19.2％）、2位「灰色」（12.3％）、3位「茶色」（11.8％）、4位「黒」（10.2％）、5位「紫」（4.1％）と、嫌いな色にも2017年度調査時と大きな変化はなかった。2017年度調査時の幼児と比較すると、「ピンク」は男子で18.9ポイント、女子で8.7ポイント上昇している。このことから、男子の色に対する性別認識は小学生になると強く表れ始め、特に高学年になると「ピンク」が嫌いであるという気持ちが強まっていることが分かる。

全体で見ると男女間で好き・嫌いの差が顕著に表れた色は「青」と「ピンク」であった。